カールハンセンのYチェアは何故そこまで人気になったのか？

カールハンセンのYチェアは何故そこまで人気になったのか？
皆さんがきっとどこかで見かけたことのあるYチェアについて

はじめまして、コネクトデザインで
広報を担当しております、杉山茉穂です。

私は、モデルハウスやOPEN HOUSEで
インテリアの飾りつけなどをさせて頂いています。
なので、参考になる様に日ごろからピンタレストや
インスタグラムを見る事が多いのですが、
そのなかでもよく見かけるのが
CARL HANSEN & SØN（カール・ハンセン＆サン）の
CH24(通称Yチェア)です。

引用元：カール・ハンセン＆サン公式

CARL HANSEN & SØNとは、創業100年を超える
歴史あるデンマークの老舗家具メーカーです。
すべての製品がデンマーク国内で製作されています。

名作CH24( Yチェア)は家具デザイナーの
ハンス J. ウェグナーが1950年に発表し、
そこから継続して今に至るまで生産されており、
特に近年日本で爆発的な人気を誇っています。
360度どこから見ても洗練された美しさがあり、
一脚あるだけで、お家の品格を上げてくれる
そんなチェアだと私は思います。

私も一度、本物に触れてみたいと思い
座ってみたのですが、とても座り心地が良く感動しました。
背もたれの曲線が優しく背中を支えてくれ、
アームの高さも絶妙で体を包み込んでくれるチェアです。
アームと背もたれを一体にするという、構造は
今までの椅子に見られなかった斬新なデザインです。
アームに安定性と心地よい使用感を与えるのが、
印象的なY字形の背もたれ。この形状からYチェアと
呼ばれるようになったそうです。

また、座るシート部分にはペーパーコードが使用
されています。このペーパーコードは120メートルも
あり、一脚ずつ職人さんが時間をかけて手作業で
仕上げています。その為、座り心地がとても快適で
長時間座っていても疲れません。
こちらのペーパーコードは、長い間使用すると
デニムの様にその使用者に合わせて馴染んでくれる
そうで、よりフィット感が増すそうです。
もしへたってしまっても、ペーパーコードのみ
交換が可能なので、世代を超えて永く利用できるのも
魅力の一つですね。

通常有名なインテリア家具だと、リプロダクト品といって
意匠権の期限が切れた製品を、オリジナルデザインを
元に出来るだけ忠実に復刻生産した製品が
販売されることが多いのです。
しかし、こちらのYチェアについては
2011年に立体商標の登録が認められている為
リプロダクト品の販売はされていません。

Yチェアの価格は８万円台～なので安くはありませんが
長い目で見ると高くはないのかな…とも思います。

一見百聞に如かずです！
ぜひ本物を見て、そして触れてみてください。

わたしもいつかお家を建てたら
カールハンセンを買いたいと思います！