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“好き”を形にすること ― お客様の想いに寄り添うインテリアづくり ―

インテリアコーディネーターブログ

家づくりの打ち合わせでよく聞くのが、
「好きな雰囲気はあるけれど、うまく言葉にできないんです」という声。
そんな“なんとなくの好き”を形にしていくのが、
私たちインテリアコーディネーターの大切な仕事だと思っています。
打ち合わせの中では、まずお客様が
「これ可愛い」「好きかも」と感じる瞬間を大事にしています。

 

たとえば、雑誌の切り抜きやSNSで保存している画像、
好きなカフェの雰囲気など、
具体的な言葉でなくても大丈夫です。
そうした“感覚的な好き”の中には、
色味・素材感・光のニュアンスなど、
必ず共通する要素があります。
私はその共通点を少しずつ整理しながら、
言葉にならないお客様の好みを“見える形”に
していくようにしています。

 

先日、担当させていただいているお客様から、
「どこかに赤色のタイルを取り入れたい」という
ご希望をいただきました。
ただ、なかなかイメージにぴったりの赤が見つからず、
取り扱いメーカーの中でも近い色味のものがなく、
最初は採用を見送ることに。
それでも、“その方らしい赤をどこかで使ってあげたい”という
気持ちが残っていて、
空間全体の中で自然に活かせる方法を考えました。

 

そこで、インテリアや照明の中にアクセントとして
赤を取り入れるご提案を。
タイルという形ではなくても、その方の“好き”が感じられる
空間に仕上げることができました。
また、ご夫婦で好みのテイストが少し違う場合は、
トイレやウォークインクローゼットなどの“こもり空間”で
遊びを取り入れてみるのもおすすめです。
メインの空間はおふたりのバランスを取りつつ、
小さなスペースでそれぞれの“好き”を表現することで、
家全体がより楽しく、個性のある空間になります。

 

“好き”は人それぞれで、正解はひとつではありません。
だからこそ、私はお客様の中にある感覚を
丁寧にすくい取りながら、
「なんか落ち着く」「ずっと眺めていたくなる」
そんな空間を一緒に形にしていきたいと思っています。

 

「自分の“好き”ってどう伝えたらいいかわからない」
「どんなテイストが合うのか悩んでいる」
そんな方も、ぜひお気軽にご相談ください。
お話をしていく中で、
きっと“自分らしい好き”が見つかるはずです。

 

私たちConnectDesignが、その想いを一緒に形にしていきます。

コネクトデザインの施工例はこちら

この記事を書いた人

スタイリスト: 山本 遥夏

スタイリスト: 山本 遥夏

インテリアショップで働いていた経験を活かし、家具や小物も含めたトータルコーディネートが得意です。友人からも『センスがいいから選んで!』と頼まれることが多く、雰囲気を汲み取りながらオシャレにまとめることを大切にしています。お客様の“好き”を大切にしながら、一緒にわくわくできる空間を作っていけたら嬉しいです。毎日の暮らしがより心地よくなるようお手伝いできればと思っています。

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